Aftercareアフターケア

Riscolの商品は基本的に革素材を中心に作られています。
その商品をより長くお客様のもとで使っていただけるように、すこし革の特徴をご紹介します。

革のお話

革はタンナーと言われる革のなめし工場で約25工程という作業を経て、種類によっては1カ月かけて作られます…

ご存じの通り、革は元々は牛などの動物の”皮”。それを、革製品になるように加工されます。
1枚の革ができるまでに大量の水でなめされ、その後乾燥を十分させ、1枚の革が出来上がります。
それは、工場でのお話。

革は究極のエコ素材です。自然のものからできているからこそ水分や湿気は特に苦手なため、日常生活でお客様に特に気をつけていただきたいのは、雨にあたったときと、梅雨時の保管方法です。

セルフケア

Case01雨に濡れてしまったら

濡れたらすぐにきれいなクロスで拭く

すぐに乾いたきれいなクロスで拭いてください。
その後、ご自宅でチェックし風通しの良い場所で陰干ししましょう。

日光や灯りに当てないように
ご注意ください!

すぐに乾燥させたいからと日光や灯りには当てるのは逆に革を痛める原因になります。
日に焼けて、色が飛んで変色してしまうこともあります。とにかく陰干しに限ります。

Case02使わないときは

押し入れに入れるなら、不織布でくるんで箱の中へ

直射日光や蛍光灯の当たる場所や、高温多湿の場所を避けた風通しの良い場所で保管してください。
押し入れに入れておく場合、画像のように不織布に入れて箱に収め、できれば乾燥剤を入れてください。
ずっと入れたままではやはり湿気がこもりますので、たまに箱から出してあげると長く現状を保てます。
どんな革製品でもそのようなお取り扱いが最適です。

各素材のセルフケア

パイソン(sakura使用)のお取り扱い

濡れたらすぐに水分を吸い取って

弊社のパイソンはオイルをふくませたマットな仕上がりになっています。その為、雨や水分は苦手です。
お客様のもとへ出荷する際、弊社で防水スプレーを塗布しています。
だからといって、パイソンは水分や湿気に弱いので、できるだけ濡らさないようご注意ください。
もし濡れた場合は、すぐハンカチや乾いた布で水分を吸い取り風通しの良い場所で陰干し、保管ください。
防水、防汚スプレー、クリーナーはシミの原因になります。
汚れが気になったら、弊社でアフターケアをしておりますので、ご相談ください。
上品なマット感は使い込むほどに光沢を増して、他の皮革製品と同様に、自分色に染めていただけます。

ハラコ(minirose使用)のお取り扱い

汚れは中性洗剤などを薄めたものを布につけて拭き取る 洗剤成分は残らないように注意

ハラコは牛の毛をそのまま生かして皮革製品になっています。お客様のもとへ出荷する際、防水スプレーを塗布しております。
ハラコは毛足が長い分、直接革の面にはなかなか汚れがつきにくいため、毛部分のお手入れがメインになります。
汚れがついてしまった場合は、中性洗剤などを薄めたものを布につけ拭いてください。
洗剤成分が残ると傷みの原因になりますので終わった後は軽く水に濡らした布で成分をしっかりと落とし、乾いた布で拭いてください。
その際、毛がなるべく抜けないよう行ってください。

 
革のプロからのアドバイス

お手入れ用クロス布は特別なものはいりません。
捨てる前のTシャツや手ぬぐいの端切れが最適です。

シュリンク(pansy、lilac使用)のお取り扱い

シュリンクのピンクが黒ずんで汚れてしまった場合、比較的こちらの商品は扱いやすくケアができます。
市販のクリーム状のクリーナーをご使用ください。商品と一緒に革サンプルを入れていますので、一度試されてからご使用ください。
防水・防汚スプレーを使う場合は近くからの噴射は避け、同梱の革サンプルで一度試されることをお勧めします。

クロコ型押し(WENDY使用)のお取り扱い

この型押しは一番汚れが付きにくい素材ではありますが修復も難しい商品になります。
お客様のもとでのケアは避け、弊社にご相談ください。

ラメ革(luce使用)のお取り扱い

特殊な加工により仕上げたラメ加工の革ですので、乾いたきれいな柔らかいクロスで拭き取る以外のケアはお客様のもとではさけ、弊社にご相談ください。市販のクリーム等を使いますと表面が剥げる可能性もあります。

 
革のプロからのアドバイス

メイン部分の革のケアのみ記載しています。
他の部分は全て取り扱いが異なりますので、弊社にご相談ください。

プロによる修理・メンテナンス

Riscolのお買い上げいただいた商品はより長くお客様に使っていただけるよう、アフターケアとお修理を承っております。
商品はお手入れの仕方によっては、より長くお使いいただけるようになります。
長年ハンドバッグメーカーを営んでおります弊社の「革のプロ」「職人のプロ」が、積み重ねてきたお修理の知識と技術で、少しでも長くお客様のもとでお使いいただけるよう細心の注意をはらってケアいたします。

アフターケア~クリーニング

バックは使っているとどうしても汚れはついてしまうもの。時にはクリーニングをしてリフレッシュしてみましょう。
革製品はお客様のもとでケアすることは、失敗を考えると手を出しにくいものですよね。
プロがお客様の商品に合ったケアを施し生き返らせてくれます。ここでは2つの例をご紹介いたします。

パイソンの汚れをケア

パイソンはクロスで水拭きを

1クロスで水拭き

※弊社のパイソンはクリーナーには適しておりません。

2防水スプレーを塗布し十分乾燥

※素材によりやり方は異なります。また、完全に汚れは取れません。色やそれぞれの状況により効果は異なります。
※クリーニング代の目安 : 5,000円~

 
革のプロからのアドバイス:「パイソンを育てよう」

Riscolのsakuraパイソンは通常のパイソンのようなカサカサ感はなく、しっとりした質感です。
それがゆえ、使えば使うほど艶が増し、飴色になってきます。商品ごとにお客様の使い方でその様子はさまざま…
クリーニングはこの艶をよりきれいに見せるよう汚れのみを取ります。
是非、あなた色にパイソンを育ててみませんか。

◆ クリーニング前後比較
クリーニング前
状態

全体的な黒ずみ、使用汚れ。

クリーニング後
状態

全体的な黒ずみがなくなりました。

クリーニング前
状態

角に汚れ。

クリーニング後
状態

汚れがかなり軽減されました。

お修理

お買上げ日より6ヶ月間、通常のご使用において生じた不具合や自然故障した場合に限り無償でお修理させていただきます。
※状況により有償となる場合もございますので予めご了承ください。修理の受付は、メール・お問い合わせフォームにて受付させていただきます。

修理内容一例

金具パーツの破損、不具合

状況を確認し、ご相談の上、お修理いたします(修理箇所により、かなり金額の差があります。)。
※お修理代は金具パーツ代+加工賃となります。

ファスナーの不具合

不具合の場所を確認し、ご相談の上、お修理いたします。
ファスナー自体が破損している場合は、ファスナーのお取替となります。(目安:5,000円~)

ステッチのほつれ

縫い直し可能な場所か確認し、難しい箇所の場合はご相談いたします。(目安:ショルダーや本体口部分の縫い直しなど2,000円~)

革のメンテナンス

革の種類やメンテナンス方法はさまざまです。
一番適する方法をご提案いたします。
セルフケアの項もご参照ください。

× お修理が難しい例

・革のけずれや剥げの補修
・素材の張替え、破れ

修理の流れ

1お問い合わせ

お問い合わせフォームもしくはメールでご連絡ください。
フォームにて、修理したい箇所やクリーニング箇所の写真を一緒に送っていただけるとスムーズです。

2お見積・ご注文

作業内容と代金をお見積いたします。ご注文いただきましたら、作業代金振込用の口座をご案内いたします。

3製品の送付

持ち込みでも宅急便でも構いません。
下記住所までお送りください。送料はお客様負担となります。
※保証期間内のお修理が適用される場合に関しては送料は当店で負担いたします。

株式会社サカタ 修理担当宛
〒545-0011 大阪府大阪市阿倍野区昭和町2-20-8 TEL:06-6629-1133

4当店での作業
5発送

作業完了後、ご連絡のうえ発送いたします。

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